ワケがきっと

昨日(2018/11/18)、アイドルマスターSideM 3rd LIVE GLORIOUS ST@GE 幕張を鑑賞した。わたしはASからアイマスシリーズが好きだったのだが、実はSideMにここまでハマったのは2018年の2月のことだ。


突然だった。


1月も終わりに近づく頃、大好きだったアイドルグループのメンバー1人がいきなり脱退を発表した。


推しでは無かったのだが、5人という少人数メンバー構成のアイドルグループだからこれ以上減らないだろうと高を括っていた事も前提だったので衝撃が走った。脱退したメンバーは高い歌唱力をもつ愛されキャラで、わたしは彼女の事が好きだった。むしろ2推しとも言っていいほどだった。脱退発表を知った途端、嗚咽を漏らし号泣し、しまいにはもう涙すら出なくなるほどのショックを受けた。卒業ライブも釈然とはせず、そこから、わたしはアイドルをライブで応援する事への情熱を無くしてしまったのだった。今でも正直複雑な心境を抱いている。


屍のように過ごしていた2月の半ば、友人がアイドルマスターSideMの幕張でのライブに行ったという報告を受けた。別ジャンルの最推しの中の人の写真が見たくパンフレットを見せてもらったのだが、彼女はそこまでアイドルジャンルにドハマりしている子では無い事を思い出した。だが楽しそうにライブの様子を語っていた事もあり、今までそこまでアイドルに熱を上げていなかった人をここまでにさせるライブが見たいと思い、3月の福岡公演からライブビューイングではあるが、SideMのライブに参加した。福岡公演も、静岡公演もとても質が高い素晴らしいものだった。わたしは最後に心に残っていたライブがそのアイドルグループのメンバーの脱退ライブだったため、最初は心の底から楽しめるか不安だったのだが、気づけば福岡以降の全ての公演を本当に楽しんでいた。そこでようやくアイドルのライブを楽しむ感覚を思い出し、そこからSideM自体にもよりドハマりしたのだ。


本日、幕張公演を観たのだがとても良い内容だった。泣くわ笑うわで情緒が終始不安定だった。発狂しまくりで喉も死んだ。まあわたしがその後からゲームでよりアイドル達のキャラクター性を知って鑑賞に臨んだから余計にライブにぐっとくる所もあったのだが、やはりGLORIOUS RO@Dの歌詞に「理由(ワケ)がきっと未来をくれる」とあるとおり、SideMのライブに出会えたワケを脱退したアイドルがくれたのではないのだろうか。作品中のユニットではあるが、アイドルのライブをまた楽しむ事が出来るようになったのは3rd LIVEのおかげなのだ。



もう、現在は4人になってしまったアイドルグループを学生の頃のように熱心に追うことは出来ないかもしれないが、様々なジャンルのライブをまた心の底からの笑顔で楽しめるような土台を作ってくれたライブ、そして友人には本当に感謝したい。


315(最高)な1日だった。