本当に恐ろしいもの
この世の中で1番恐ろしいもの、
それは人間である。
人間には厄介な事に他の動物よりもっと複雑で繊細な感情が備わっており、それは時に凶器になりうる。感情というものはもはや一種の武器だ。
しかし何より1番恐ろしいもの、それは
美しい顔面だと私は思う。
というのも、つい昨日(2019/10/26)、わたしはオタクとしてとうとう踏み入れてはいけない領域に足を踏み入れた。そう。俗に2.5次元舞台と呼ばれるものである。しかもなんと
あの ミュージカル刀剣乱舞を観劇したのである。
なぜか今まで2.5次元ミュージカル・舞台に一切興味を示さなかった私が、ノリでいきなり現地で観劇することになったのだ。
そもそも、わたしは刀剣乱舞では陸奥守吉行推しなので、2018年にミュージカル出演が決まった際、それはそれはテンションが上がり三日三晩宴を行った。2017年の活撃/刀剣乱舞まではビックリするほど供給がなく、彼にスポットライトが当たることはほぼほぼ皆無だったからだ。そして意を決してライブビューイングに行くつもりだったのだが、私はアホなので熱発し、推しの晴れ舞台を観ることが出来なかったのだ。
しかし、2019年春頃(だったかな)もうひとりの推しである篭手切江がミュージカルに出演する事が決定した。
篭手切江くんは「すていじ」に立つために毎日「れっすん」を怠らない真面目で可愛い刀である。そんな彼だが現在、アニメ等の映像作品への出演の望みが限りなく薄い。
そんな 篭手切江が ミュージカル
ミュージカル…?歌って、踊る…
すていじに、立つ…?
疑似 あいどる…?
となり、舞台に詳しい友人につい「チケットって一般でも取ろうと思えば取れるの?(笑)」などとリプライを送った。すると
友人「当たれば一緒に行く?」
との返事。いや そのそんな軽く返事するなよ。心の準備何ひとつ出来てねえよ 私はただ動く望みが薄い推しが、動いている姿が観たいだけだった。ただそれだけだった。2.5次元の知識も 金も勇気も何ひとつないが篭手切江を拝みたかったのである。
そうして何もかも準備が出来ていない中、無事友人がチケットを当て、(私は今年申し込んだ他の自ジャンルの大きめの公演は全落した。)同行が決定した。
同行が決定したのはいいが私はミュージカル刀剣乱舞を観たことが無かったし、ぶっちゃけそもそも推しが出るまで興味が1ミリも持てなかったので、ミュージカルがどのようなものであるか履修する必要があった。まあ観劇1ヶ月前で三百年とむすはじを履修したのだが。まあ観て村正にハマったんですがね ガハハ ガハハじゃねーよ あとどちらもメチャクチャに話が面白かった。カツゲッキくんis何?シャッチョに脚本の書き方を教えてあげてくれよ…
少し脱線したが、そんな中昨日 緊張して手汗が900000000リットル出るなどしつつもミュージカルを観劇した。
あまりネタバレしない主義なのでかなり表面的な感想になるのだが
アホか メチャクチャ顔が良すぎるだろ
恐ろしいわ
ただでさえ刀剣男士が顕現してるだけでヤバいのに 恐ろしいわ
篭手切江 お前こそ 最強のあいどるだよ
篭手切江 一生推す
こわかった ただただ恐ろしかった。みんな演技上手いし歌も上手かった。推しに至ってはダンスもキレキレで上手い。日頃の彼を思い出し、胸が詰まりなんか泣きそうになった。(学芸会を観に来ている親か?)そして村正のオタク予備軍でもあるので村正のアレコレで泣いた。推してもいいか?
いやマジで他のメンツもなかなか恐ろしかった。わたしの近くの通路には推しが来なかったが、推しじゃない刀剣男士を見てテンション爆上がり(特に御手杵)してるのにこれで推しが近かったら厄介クソオタクになっていた。本当に良かった。なんか香りがした。怖い。存在していた。
存在していた。
1月にある歌合戦も友人が当てたので行く事になったのだが とうとう 最推しをこの目で観ることになる。どうすればいいのだろうか。厄介になりたくない。いやだ。つらい。助けて 助けて 助けて………………………………………………………………………
つらい………………………………………………………………………………………
そして、村正の中の人の他の舞台を観てみたいと友達に言ったのだが、言われたひとことが
「「他の役が見たい」はもう半分沼に浸かってるよ」
だった。
ウッソだろ…………………………………………………………
END